アニメ『ダンダダン』の第1話「それって恋のはじまりじゃんよ」が放送されました。
この記事では、第1話の内容と見どころを紹介します。
後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
2024年春アニメの注目作、『ダンダダン』第1話「それって恋のはじまりじゃんよ」がついに配信されました。
幽霊派と宇宙人派の高校生コンビが織りなす、前代未聞のオカルトSFラブコメが幕を開けます。
サイエンスSARU制作による独特の世界観と、予測不可能な展開に目が離せません。
本作は、ジャンプ+で連載中の同名漫画を原作とし、山代風我監督、脚本に瀬古浩司、音楽に牛尾憲輔と、豪華スタッフ陣が集結しています。
今回は、この衝撃的な第1話の魅力を、様々な角度からお伝えします。
視聴者の皆さんも、この斬新な作品世界に引き込まれること間違いなしです。
第1話:あらすじ
物語は、霊媒師の家系に生まれた女子高生・綾瀬桃(通称モモ)と、オカルトマニアの同級生・高倉健(通称オカルン)の出会いから始まります。
モモがクラスのいじめっ子からオカルンを助けたことをきっかけに、2人は話すようになります。
しかし、2人の間には大きな溝がありました。
モモは「幽霊は信じているが宇宙人は否定派」、オカルンは「宇宙人は信じているが幽霊は否定派」という、正反対の立場だったのです。
互いの信念を証明するため、モモはUFOスポットとして有名な病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットとして知られるトンネルへと向かいます。
そして、2人はそれぞれ想像を超える体験をすることに…。
モモは宇宙人に遭遇し超能力に目覚め、オカルンは怨霊婆に襲われるという、驚愕の展開が待っていたのです。
衝撃的なビジュアルと独特の世界観
第1話からサイエンスSARUの特徴的な作画スタイルが全開です。
パースの効いた構図や、ビビッドな色彩が怪異と宇宙人の不気味さを際立たせています。
特に、背景の動きが集中線のような役割を果たすことで生まれる躍動感は、本作の大きな魅力の一つです。
色彩の使い方にも深い意味が込められているようです。
例えば、普通なら明るい印象の青空下でネガティブな出来事が起こり、不気味なはずの夕暮れで心温まる瞬間が描かれるなど、従来の常識を覆す演出が随所に見られます。
オープニングアニメーションも、サイエンスSARU節全開のアバンギャルドな仕上がりで、視聴者を一気に作品世界に引き込みます。
グロテスクなシーン、アクション・バトルシーン、エロティックなシーンまで、細部にわたって妥協のない表現方法が採用されており、「ダンダダン」という作品の魅力を底上げしています。
予測不可能な展開とテンポの良さ
本作の最大の特徴は、ジャンルの境界を軽々と飛び越える展開にあります。
ホラー、コメディ、アクション、そして少しのエロス要素まで、様々な要素が絶妙なバランスで混在しています。
例えば、超能力に目覚めたモモと、怨霊婆に憑かれたオカルンが協力する場面など、想像を超える事態が次々と起こります。
特に、「ターボババア」と呼ばれる怨霊が登場するシーンは、恐怖と笑いが絶妙に入り混じり、視聴者を圧倒します。
更に驚くべきは、これらの目まぐるしい展開が30分弱という限られた時間の中で繰り広げられることです。
脚本家・瀬古浩司氏の手腕が光る、テンポの良い構成が、視聴者を飽きさせません。
魅力的なキャラクターたち
主人公のモモとオカルンの対照的な性格が、物語に深みを与えています。
高倉健好きの女子高生という意外な設定のモモや、オカルトマニアでありながらいじめられっ子というオカルンの設定が、単なるオカルト作品以上の魅力を生み出しています。
モモは強く優しい心を持った女の子として描かれ、必要な時には勇敢に行動します。
一方のオカルンは、やらなければいけない時はやる男の子として描かれており、2人の対比が見事です。
また、2人の関係性の変化も、今後の展開の楽しみの一つです。
互いに相手の信じるものを否定しあう関係から始まり、共に超常現象を体験することで、どのように絆を深めていくのか注目です。
ユニークなオカルト要素
本作の幽霊や宇宙人の描写は、従来のオカルト作品の常識を覆す斬新さを持っています。
「ターボババア」と呼ばれる怨霊や、「セルポ星人」など、独特のデザインと設定が印象的です。
これらのキャラクターが織りなすバトルシーンも、アクション作品として十分に楽しめる迫力があります。
特筆すべきは、これらの怪奇現象が現実世界とミスマッチであることが逆に際立つ点です。
日常的な風景の中に突如として現れる異質な存在が、より一層の不気味さと驚きを生み出しています。
また、古典的な都市伝説を彷彿とさせるような要素も随所に散りばめられており、オカルトファンにとっては懐かしさと新鮮さを同時に感じられる作品となっています。
第1話:まとめと個人的感想
『ダンダダン』第1話は、オカルト、SF、ラブコメという一見ミスマッチな要素を見事に融合させた意欲作です。
サイエンスSARUの独特の作画と相まって、見る者を圧倒する映像美と予測不可能なストーリー展開が魅力です。
幽霊と宇宙人という、信じるか信じないかという普遍的なテーマを軸に、今後どのような物語が展開されていくのか、非常に楽しみな作品となっています。
初回から勢いがあり、目が離せない展開の連続でした。
特に、モモが宇宙人に遭遇するシーンやオカルンがターボババアに襲われるシーンは、恐怖と笑いが絶妙に入り混じり、視聴者を圧倒します。
また、バトルシーンの迫力も秀逸で、エログロナンセンスとも言える独特の世界観が魅力的です。
キャラクター設定も秀逸で、高倉健好きの女子高生モモと、オカルトマニアのオカルンという対照的な2人の掛け合いが面白く、今後の関係性の変化も楽しみです。
彼らの成長や、互いの信念がどのように変化していくのかも注目ポイントでしょう。
色彩やカメラワークなどの演出面も素晴らしく、サイエンスSARUならではの独特の雰囲気が作品の魅力を更に引き立てています。
普通ではない展開や描写が、不思議とストーリーにマッチしており、見ていて心地よい違和感を感じさせます。
ジャンルの境界を軽々と飛び越える展開や、予想を裏切る怒涛の展開に、圧倒されっぱなしの30分でした。
この作品の面白さを一言で説明するのは難しいですが、それこそが『ダンダダン』の魅力と言えるでしょう。
最後に、高倉健というオチで終わる構成も秀逸で、ラブコメ要素も垣間見える作りになっています。
この型破りな作品が、今後どのような展開を見せるのか、期待値は無限大です。
視聴者を驚かせ、笑わせ、そして考えさせる、まさに新時代のアニメと言える『ダンダダン』。
この作品は間違いなく、2024年春アニメの大きな話題作となるでしょう。
次回以降の展開が今から楽しみでなりません。
以上、『ダンダダン』第1話「それって恋のはじまりじゃんよ」の感想でした。
次回の第2話も楽しみにしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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