『ダンジョン飯』第21話感想 カブルー対エルフ軍団”カナリア”! 狂乱の魔術師の野望と不老不死の呪縛【2024春アニメ/最新話/感想考察】

2024年春アニメ
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アニメ『ダンジョン飯』の第21話「卵/黄金郷」が放送されました。

この記事では、第21話の内容と見どころを紹介します。

後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね

『ダンジョン飯』第21話「卵/黄金郷」は、物語の転換点となる重要な回でした。

地上でカブルーが西方エルフの部隊「カナリア」と遭遇し、迷宮をめぐる思惑の対立が露わになる一方で、ダンジョン内ではライオス一行が黄金郷に現れ、不老不死の呪縛を受けた住人たちと遭遇します。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

これまでの伏線が絡み合い、新たな展開が示唆される濃密な内容となり、物語の核心に迫る大きな山場を迎えました。

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作品(原作)について

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

アニメ「ダンジョン飯」は、九井諒子氏が「ハルタ」(KADOKAWA)で連載していたグルメファンタジー漫画「ダンジョン飯」を元にしています。

2023年12月15日には13巻と最終14巻が同時にリリースされ、シリーズ全体の発行部数はデジタル版を含めて1000万部を超えています

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第21話:あらすじ

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

迷宮での顛末を報告するため、島主のもとを訪れたカブルーは、迷宮の明け渡しを求める西方エルフの部隊「カナリア」と遭遇します。

彼らは迷宮を制圧するため島に上陸しており、カブルーは交渉の場に割って入り、自身が滅村の出身であることを明かすと共に、提案を行います。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

一方、ライオス達は不老不死の呪縛がかけられた黄金郷に異世界転移したかのように現れてしまいます。

そこで目にしたのは、永遠の命を手に入れたものの、飢えや性欲を持たない非人間的な存在となってしまった住人たちの姿でした。

正気を保つため、彼らは日常を装いながら人間らしさを失いかけていました。

異世界から来訪のカナリア隊

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

迷宮を制圧しに来た西方エルフの部隊「カナリア」の顔ぶれは様々で、個性的な面々が揃っていました。

リーダー格のミスルンをはじめ、金髪で尖がり鼻が特徴的なのパッタドルや、セクシーな肢体を惜しげもなく晒すダークエルフ風のシスヒスなど、エルフらしからぬ野心的な振る舞いに、カブルーは強く反発します。

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一見すると清廉潔白なイメージのエルフではあるものの、この部隊は別の一面を垣間見せます。

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不老不死の呪縛と正気

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

黄金郷に住む人々は、狂乱の魔術師によって不老不死の呪縛をかけられた存在です。

永遠の命を手に入れた代わりに、飢えや性欲といった人間らしい欲求を持たなくなってしまい、非人間的な存在と化してしまいました。

しかし正気を保つため、彼らは日常の生活を装うことで人間らしさを保とうとしていました。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

この光景にライオス達は衝撃を受けます。

人間が人間たる所以、すなわち「正気」とは何なのか、作品は物語を通して根源的な問いを投げかけてくるのです。

カブルーの決意とライオスの試練

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

生まれ育った村を魔物に滅ぼされたという過去を持つカブルーは、迷宮の解放を望むエルフ側の思惑に反対の意思を示します。

村を守れなかった自らの無力さから、迷宮を手に入れたいエルフの野心に強く反発するのです。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

一方で、黄金郷の住人たちから「王になって我々を統べてくれ」と言われたライオスは、目的であったファリン救出とは別の重荷を背負うことになりそうです。

迷宮を攻略することだけが目的だったはずが、いつしか勇者のような役割を求められ、大きな試練が待ち受けていることが予感されます。

ダンジョン飯ならではの描写

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

マルシルが無理矢理着せ替えの人形にされたり、イヅツミが家猫のように甘えん坊になったりと、ギャグシーンは相変わらずの出来でした。

一方で、重厚な哲学的な問いかけや、これまでの伏線が交錯する重要なシーンが随所に確認でき、本作品の深みを感じさせる内容となっていました。

ギャグとシリアスを上手く行き来する、見応え十分の構成となっています。

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第21話:まとめと個人的感想

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

第21話「卵/黄金郷」は、これまでに描かれてきた重要な伏線の数々が交錯し、物語の核心に迫る、重厚かつ濃密な内容となりました。

地上と迷宮の両舞台で展開が進み、カブルーとエルフ軍団「カナリア」の対立が描かれると共に、ライオス一行が不老不死の呪縛を受けた黄金郷の住人たちと遭遇するなど、これまでの冒険の目的を超えた大きな命運が予感される展開となっています。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

作品に随所に散りばめられた生と死、人間たる所以などの哲学的な問いかけは、今回も鮮やかに浮かび上がってきました。

カブルーの過去や、ライオスが背負わされる試練、そして迷宮を手に入れようとする西方エルフの野心など、これまで語られてきた謎の多くが少しずつ明らかになり、最終話に向けて物語は重要な伏線を確実に集積させています。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

一方で、ギャグシーンも健在で、マルシルの着せ替えやイヅツミの甘えん坊ぶりなど、ダンジョン飯らしいユーモア溢れるシーンが散りばめられています。

シリアスとギャグを見事に行き来させながら、物語の核心に着実に迫っていく構成は、まさに本作品の醍醐味と呼べるでしょう。

この回を通して改めて「ダンジョン飯」の魅力が存分に堪能できました。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

いよいよ終盤に差し掛かり、ライオスが下す決断が鍵を握ることが予感されます。

ファリン救出のためだけの冒険から、より大きな運命が待ち受ける中で、ライオスはどのような選択を下すのでしょうか。

不老不死の呪縛からの解放なのか、それとも迷宮制圧を目論むエルフたちの野心に従うのか。

本作の最大の見どころは、まさにライオスの決断にあると言えそうです。

作品の終盤に向けて、期待と興奮が高まる見事な内容となりました。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

以上、『ダンジョン飯』第21話「卵/黄金郷」の感想でした。

次回の第22話も楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

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