『ダンジョン飯』第24話最終回 ファリン救出へ本気モード”マルシルの涙と決意に胸熱!ライオス兄妹の絆と過去がついに明かされる【2024春アニメ/最新話/感想考察】

2024年春アニメ
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アニメ『ダンジョン飯』の第24話「ダンプリング2/ベーコンエッグ」が放送されました。

この記事では、第24話の内容と見どころを紹介します。

後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね

ファンタジー作品の醍醐味である”食”がテーマとなった大人気アニメ『ダンジョン飯』。

第24話「ダンプリング2/ベーコンエッグ」は、シリーズ終盤に差し掛かり、重要な伏線が次々と回収されていく内容となりました。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

チェンジリングという不思議な魔法の謎が解き明かされ、それによってファリン救出への道筋が見え始めた感動の最終回でした。

食べることの意味を改めて問い直すに相応しい、心に響く回となっています。

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作品(原作)について

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

アニメ「ダンジョン飯」は、九井諒子氏が「ハルタ」(KADOKAWA)で連載していたグルメファンタジー漫画「ダンジョン飯」を元にしています。

2023年12月15日には13巻と最終14巻が同時にリリースされ、シリーズ全体の発行部数はデジタル版を含めて1000万部を超えています

第24話:あらすじ

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

チェンジリングの作用で別の種族の姿に変わってしまったライオス一行。

変身の元の姿に戻る方法が分からないまま、慣れない体で迷宮の探索を続けています。

一行の中でも特にチルチャックは、このような不思議な魔法がなぜ市場に出回っていないのか疑問を呈していました。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

そんな矢先、ガーゴイルに襲われるトラブルに見舞われますが、一行は手を繋ぎ円陣を作ることでガーゴイルを石化し、難を逃れることができました。

その後、石化したガーゴイルに付着した胞子を洗い流すと、一行の体は元の姿に戻りました。

この一連の出来事から、センシが奇想天外ながらも的確な案を出します。

それはファリンと一体化してしまった竜の部分を”食べれば”戻せるのではないか、というアイデアでした。

センシの驚きのアイデア

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

普通なら常識外れの提案とされがちなセンシのアイデアでしたが、本作の根幹をなす”食べることは生きること”というテーマを体現する方法でもありました。

作中でも「食は生の特権」とされるように、生きている者にしか許されない特権的行為である食事が、ファリン救出への鍵を握るという構図は理にかなっています。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

一同が仰天するのも無理はありませんが、センシの着眼点は鋭く、常に常識に囚われない自由な発想があるからこそ、このようなユニークなひらめきが生まれたのだと思われます。

本作はSFファンタジーでは決して目新しくない設定ながら、食を軸に据えたことで新鮮な作品に仕上がっています。

そしてセンシの発案は、その核心部分を見事に捉え、作品世界をまとめ上げる要になっています。

マルシルの本音

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

チェンジリング編を通して明かされたのが、ライオス兄妹が冒険者になった理由です。

妹のファリンが生まれつき魔力に呑まれがちだったため、兄のマルシルは「どんな手を使ってでも妹を不幸から救いたい」と決意し、力を求めて冒険者の道を選んだことが始まりだったのです。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

そして、エンディングシーンで語られたマルシルの言葉が胸を打ちます。

「ファリンと一緒に食事がしたい」というシンプルながらも、食を共にすることで家族の絆を確かめたい、との願いが込められています。

兄弟の深い愛情が感じ取れる一言で、観る者の胸にも温かいものが去来します。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

また、ライオス兄妹が手を回し輪を作る仕草には、チェンジリングの時と同様に”輪”が重要なシンボルとなっていました。

OP映像でも繰り返しこの”輪”のモチーフが描かれていたことから、家族や仲間と食を共にし、つながりを確かめることの大切さが主題の1つに据えられていることが分かります。

2期への想い

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

1期の終盤までに、ライオス兄妹が冒険者になった経緯から、ファリン救出への道筋までが丁寧に描かれた点で、大団円にふさわしい内容となっていました。

ファリンを救うためなら、たとえ竜の一部を食べるという常識外れの行為も厭わないという強い決意が見て取れます。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

このような食を生きることの大切な糧とした物語ならではの、心温まる終わり方となり、続編が控えている以上、十分に期待が高まる最終回だったと言えるでしょう。

前回のエンディングナンバーさえも惜しみなく詰め込んだという こちらのアニメーションスタッフの並々ならぬ思い入れが窺えます。

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

すでに2期が控えていることが確定しており、これからファリン救出に向けた新たな冒険が始まります。

過去の物語とつながりながらも、更なる展開が予感される中で、食を通した深い絆の描写にも注目が集まります。

ファンタジーの世界での冒険を楽しみつつ、命がけでつながれる食卓の情景にも想いを馳せたくなる、そんな作品となっていくことでしょう。

前作を超える圧倒的な作品になると確信しています。

第24話:まとめと個人的感想

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

『ダンジョン飯』第24話は、見事に1期の終盤にふさわしい内容となっていました。

チェンジリングの謎が解き明かされ、ファリン救出への道筋が見えてきたことで、期待と興奮が高まる展開になりました。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

特に印象的だったのが、センシによる”ファリンと一体化した竜の部分を食べれば元に戻せる”という発想です。

常識を逸脱したこの案に、視聴者も仰天したことでしょう。

しかし、”食べることは生きる”ことというこの作品の根幹をなすテーマに立ち返れば、むしろ自然な着眼点であり、作品世界観を見事に體現していました。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

アイデアの発案者であるセンシは、自由な発想と常識にとらわれない視点を持っているため、このようなユニークな解決策を思いつくことができたのだと感じられます。

作品を深く理解し、世界観に精通していたからこそ可能となった名アイデアだったと言えるでしょう。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

また、マルシルの言葉”ファリンと一緒に食事がしたい”には、食を通して家族の絆を確かめたいという思いが込められていました。

さらに、手を回して作る”輪”のモチーフが、家族や仲間とつながり、食を共にすることの大切さを表していたことが印象的でした。

こうしたディテールに作品の主題が凝縮されていて、見事な演出だったと思います。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

1期の終盤ながら、ライオス兄妹の過去から冒険の始まり、そしてファリン救出への道筋まで、丁寧に描かれたのも好印象でした。

食を生きることの大切な糧として捉えるこの作品らしい、心温まる終わり方となり、続編への期待も高まりました。

今後は新たな冒険の中で、命がけでつながれる食卓の情景にも想いを馳せたくなるでしょう。

確実に前作を上回る傑作アニメになると確信しています。

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©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

以上、『ダンジョン飯』第24話「ダンプリング2/ベーコンエッグ」の感想でした。

第二期も楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

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