アニメ『ガールズバンドクライ』の第1話が放送されました。
この記事では、第1話の内容と見どころを紹介します。
後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
今期放送の新作オリジナルアニメ「ガールズバンドクライ」の第1話を見た結果、これは間違いなく注目作になると確信しました。
本作は3DCGアニメーションで描かれた新感覚のバンドアニメで、第1話からその高クオリティな作画と、熱いロックンロール精神にあふれるストーリー展開に心を強く打たれました。
物語は、田舎から音楽の夢を抱いて上京してきた17歳の少女・井芹仁菜が、東京でストリートミュージシャンと出会い、バンド活動に乗り出していく青春バンドストーリーから始まります。
まさに王道のバンドアニメの導入部でありながら、その表現手法が全く新しい驚きの作品なのです。
第1話:あらすじ
17歳の田舎育ちの少女・井芹仁菜は、ある曲に背中を押されるように東京への想いを強くし、勇気を振り絞って実家を出て上京してきました。
しかし、生まれて初めての大都会東京は想像以上に圧倒的で、路地裏に迷い込んでしまいます。
そんな時、仁菜がかつて聴いてこの街への夢を抱いたきっかけとなった曲を演奏するストリートミュージシャン・河原木桃香と出会います。
桃香の情熱的なライブに衝撃を受けた仁菜は、夢への第一歩を踏み出すことになります。
この第1話は、田舎から東京へ夢を抱いて出てきた少女が、音楽とロックンロールの聖地・東京で青春バンドストーリーを紡ぎ出す王道的な導入部でした。
しかし、それを表現する手法が新鮮で斬新な3DCGアニメだったことに驚かされました。
中指を立てろ!本格バンド活劇ロックロマンス
桃香と出会った仁菜は、一緒にバンドを組もうと持ちかけますが、桃香は実は夢を諦めようとしていました。
そんな桃香に、仁菜は雨の中を走って追いかけ、ギターを抱えたまま「中指を立ててこの街で音楽をやろう!」と猛烈なロックン精神を燃やしたのです。
この衝撃的な一場面は、まさにロックンロールバンド映画やミュージックビデオのような臨場感があり、熱い想いに心を打たれました。
青春バンド活劇の本当の幕開けを感じさせる、ロマンティックで胸が熱くなるシーンでした。
ガールズバンド全開の本格的なバンド活劇の到来を予感させる力強い展開に、ロックンロールへの情熱がこみ上げてきました。
1秒24コマの高クオリティ3DCG
本作の最大の魅力は、その3DCGアニメーション表現のクオリティの高さにあります。
従来のCGアニメが2Dアニメに寄せた手法とは一線を画し、1秒間に24コマものフレームで描かれています。
このフルアニメーション手法により、キャラクターの表情の変化がなめらかで自然な動きとなり、まるで本物の人間が演じているかのようです。
特に注目すべきはライブシーンで、3DCGの映像とキャラクターの歌や演奏が完璧にシンクロしていてすごくリアルです。
指の動きひとつひとつが細かく表現されていて、ものすごく作業工数がかかっていると想像できる高クオリティな作画です。
CG映画のようなクオリティを、アニメという30分の枠内で描き出す技術力は圧巻です。
とんでもない世間知らずキャラに思わずクスッ!
一方で主人公の仁菜は、中指を立てる意味すら知らない、世間知らずの純朴な田舎娘です。
終盤、仁菜が桃香に習った通り、気持ちを籠めて中指を立ててみたものの、その意味を知らずに牛丼屋で「おいしかった、ごちそうさま」と言いながら中指をブッ立ててしまうシーンでは、思わず吹き出してしまいました。
世間を何も知らない女の子が、ありありと描かれた田舎っぽい言葉遣いや仕草も、とてもリアルで個性的でした。
しかし、そんな世間知らずでも、夢に向かって一直線に突き進む姿には、共感を覚えずにはいられません。
色々と問題児めいた部分もありそうですが、そこが味わい深い主人公の魅力にもなっているように感じます。今後の成長にも期待がかかります。
バンドリとも比較されるが別の魅力がある
本作は同じCGアニメということで、人気バンドアニメ「BanG Dream!(バンドリ)」と比較される事が避けられないでしょう。
バンドメンバーの人数が共に5人という設定も同じです。
しかし、その描写のリアルさやロックンロール精神にあふれるストーリー展開など、「ガールズバンドクライ」には「バンドリ」とはまた違った魅力があります。
さらにCGの高クオリティな作画や、個性的で味わい深い主人公の魅力などユニークさを感じさせるポイントが多数あり、新しいタイプのバンドアニメとしての可能性を秘めていると言えるでしょう。
実際のところ、バンドリを意識した作品なのかは分かりませんが、別の視点から魅力ある作品に仕上がっているのは確かです。
第1話:まとめと個人的感想
「ガールズバンドクライ」は、その高クオリティな3DCGアニメーション描写と、熱いロックンロール精神にあふれるバンド活劇ストーリーで注目を集めるニューカマーアニメです。
主人公の個性溢れる魅力、衝撃的な展開、そしてバンドリとの違いにも話題が集まりそうです。
第1話で、私の心は完全にこのアニメにノックダウンされてしまいました。
何より高評価したいのが、3DCGアニメーションの映像クオリティです。
キャラクターの表情の変化が滑らかで自然、ライブシーンではパフォーマンスが生々しく再現されており、まるで本物を見ているよう。
CGでありながら制作者の並々ならぬ情熱が込められていると感じさせる出来映えでした。
さらに、シナリオの王道からの転換点となる中指シーンは、誰もが心震える名シーンになり得るほどの衝撃がありました。
田舎育ちの世間知らずな仁菜が、勘違いから中指を立ててしまうくだりもユーモアがあり、そうした小気味良いギャップがキャラクターの魅力を更に引き立てていました。
疾走感あふれるバンド活劇のストーリー展開、主人公の個性的な性格と行動、そしてCGアニメならではの映像表現力。
様々な要素がシンクロして生み出された第1話の出来映えは素晴らしく、間違いなく今クールの主役級アニメになると確信しています。
リアルでの音楽活動も控えているとあって、アニメを越えた注目度の高さも期待が持てます。
引き続きの展開に、熱い想いを込めて注視していきたいと思います。
以上、『ガールズバンドクライ』第1話の感想でした。
次回の第2話も楽しみにしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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