アニメ『終末トレインどこへいく?』の第4話「なんでおしり隠すの?」が放送されました。
この記事では、第4話の内容と見どころを紹介します。
後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
謎に満ちた終末世界を舞台に、電車に乗った5人の少年少女の冒険を描いた『終末トレインどこへいく?』。
第4話「なんでおしり隠すの?」では、電車の中で次々と恐ろしい出来事が起こります。

主人公の晶のお尻にキノコが生えていることが発覚し、キノコを抜いた後には晶の性格が一変してしまいます。
視聴者は晶を元に戻すために、稲荷山公園駅にいるという”ドクター”を探す静留と玲実の行方に胸を痛めることでしょう。
異様な出来事が続く中、果たして晶は元の自分に戻れるのか、そして静留と玲実はドクターに出会えるのでしょうか。
第4話:あらすじ

出発した電車は、次々と怪しげな駅を通過していきます。
武蔵横手駅では恐ろしいヤギの怪物に、高麗駅では奇声をあげる巨大な人参に、東飯能駅では突如ゴルフボールの雨に見舞われます。
駅を過ぎるたびに異様な光景が広がり、乗客たちは戦々恐々とした表情を浮かべています。
しかし、そんな中でも飯能駅で最大の事態が起きます。

主人公の晶のお尻からキノコが生えているのが発覚したのです。
みんなで協力してキノコを抜いた途端、晶の性格が一変してしまいます。
晶を元に戻すには、稲荷山公園駅にいるという”ドクター”を見つけるしかありません。
そこで晶の命運を賭けて、静留と玲実がその駅を目指すのですが、そこで待ち受けていたのはミニチュアサイズの小人の軍隊でした。
異常な出来事が続く旅路

各駅での出来事はカオスそのもので、視聴者を怖がらせます。
ヤギの怪物が襲ってくる、人参が奇妙な声を上げる、ゴルフボールの雨が降るなど、正気の沙汰とは思えない異様な光景が次から次へと現れます。

晶のお尻にキノコが生えていたことからも分かる通り、この世界では想像を絶する出来事が日常茶飯事なのです。
そしてキノコを無理に引き抜いた結果、晶の大切な部分までも無くなってしまった様子。
サブカルチャーへの思いすらも消し去られてしまったかのようでした。
はたして晶は元に戻れるのか

晶の性格が変わってしまったことから考えられるのは、約束の星シリウスに誓った子供の頃の夢が現実化した世界なのかもしれないということです。
つまり、子供ならカオスに映る世界でも、大人になれば怖い存在にしか見えないのかもしれません。
そう考えると、この世界に”終末”と呼ばれる理由が少しずつ分かってくるようです。
果たして晶の夢が具現化した世界とは、どのような世界なのでしょうか。
制作の厳しさを感じさせる演出

制作状況が厳しい中でも、監督の水島努節を全開で見せつけてくれる演出が光ります。
ヤギの怪物や根っこのような怪しいものたち、ゴルフボール、そして地蔵像まで、これらはすべて元は人間だったのではないでしょうか。

21歳で動物になるという設定がある一方で、若い子供の姿は見られません。
他の地域ではどのようになっているのか、疑問が残ります。
そして地蔵像が登場したことで、この世界での宗教観なども気になってきます。
不安と期待を持たせる展開

晶の異変に医者を探しに行くも、拘束された静留と玲実。
さて、2人に何が起こるのでしょうか。

この世界では一瞬の判断が命取りとなる危険が伴います。
数少ない情報を頼りにするしかできない静留と玲実は、果たしてドクターに出会えるのでしょうか。
ハラハラドキドキの展開に、視聴者の手に汗が滑ります。
多くの伏線と示唆に注目

前半は回想シーンが多く、5人の関係性を壊して取り戻すような展開になるのかもしれません。
ヤギの襲撃、運転の講習、そして晶のキノコなど、これらすべてが絡み合って何かを示唆しているよう感じられます。
さらに静留が小人を見たがっていたことから、今回の小人の軍隊との遭遇は偶然ではないのかもしれません。
このように数多くの伏線や示唆が残された回でした。
第4話:まとめと個人的感想

今回の第4話「なんでおしり隠すの?」は、初めて本当の壁にぶつかった感じの、この作品ならではの恐ろしさと不条理さが存分に描かれた良い回でした。
視聴者は終末世界の謎が少しずつ明らかになるたびに、より一層興味を持つことでしょう。
キノコに侵されて魂を失った晶。
静留と玲実はいったいどうやって晶の魂を取り戻すのでしょうか。

二人が立ち向かっていく先に、何が待ち受けているのかが気になります。
ドクターと呼ばれる人物の正体も不明で、医者なのか、それとも別の存在なのか。
視聴者の期待は膨らむばかりです。

伏線の数々が次回に繋がるよう細かく描かれており、来週が待ち遠しくなる内容でした。
キノコの正体や、晶の性格変化の理由、そして5人の少年少女がこの終末世界に放り込まれた経緯なども、まだ明らかになっていません。
徐々に明かされていく謎に注目が集まります。

作品の緻密な描写と緩急のある展開が見事で、次が気になりつつも、恐ろしい光景にも怖さを感じてしまうところがこの作品の魅力です。
終末世界の不条理とサブカルチャーの要素が上手く絡み合い、独特の雰囲気を醸し出しています。
見せ方、描き方に監督の力量を感じさせられる一話でした。

静留と玲実に期待が高まる展開となりましたが、他の3人の行方も気になるところです。
今後の5人の行動と成長にも注目したいですし、彼らの出会いや絆の描写も楽しみな部分です。
宗教観や文化なども垣間見え、終末世界の全容が徐々に明らかになっていくことが予想され、ますます目が離せなくなってきました。

以上、『終末トレインどこへいく?』第4話「なんでおしり隠すの?」の感想でした。
次回の第5話も楽しみにしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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