アニメ『終末トレインどこへいく?』の第7話「笑うゾンビはゾンビじゃない」が放送されました。
この記事では、第7話の内容と見どころを紹介します。
後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
終末世界を舞台に、生き残った人間とゾンビの攻防を描いた作品『終末トレインどこへいく?』。
第7話「笑うゾンビはゾンビじゃない」では、ゾンビの驚くべき弱点が明らかになり、観る者を爆笑の渦に巻き込む一方で、仲間との絆や居場所を見つけた喜びといった人間味あふれる側面も丁寧に描写されていました。

ゾンビの弱点が”エロス”だと分かり、それを武器に活用しながら、友情の大切さを問う内容となっていて、笑いと感動が入り混じった傑作の1話でした。
第7話:あらすじ

静留の行方を追うため森の中へ分け入った撫子、玲実、晶の3人が、ゾンビの大群に遭遇します。
どうにかゾンビを斥けようと、その弱点であるエロスを刺激する官能小説の朗読や露出を強いられる始末。

そんな彼女たちの前に、ゾンビの女王・黒木が静留と共に現れます。
ゾンビに紛れ込もうとした3人の変装が見破られ、黒木から人間かゾンビかを体で確かめると迫られてしまいます。
女王との距離感

最初は黒木を単なる支配者として畏怖の念を抱いていた3人でしたが、やがて黒木の言動から人間性を感じ取るようになります。
黒木自身も、3人との交流を通じてゾンビたちの世界に愛着を持ち始めます。
互いに距離を縮め、理解を深めていく様子が見事に描かれていました。
エロスの使い道

ゾンビの弱点であるエロスをコミカルに扱いつつ、臨機応変に武器として使いこなす演出が光っていました。
中学生の官能小説朗読に始まり、スカートの中が見えそうなわいせつな描写も控えめで薫っての程度にとどめ、不快にならずにギャグとして機能していました。
エロスを交えつつも、笑いと戦いのバランスが上手くとれていたのが見事でした。
サターンの懐かしさ

セガサターンの名作ホラーゲーム「ハウス・オブ・ザ・デッド」が登場したシーンでは、ゲーマー世代の方々に懐かしさを感じさせたことでしょう。
カラフルな絵柄とは裏腹に、恐怖と戦慄の世界を表現したあのゲームが、終末世界の風景にマッチしていました。
思わぬ親しみを覚えるシーンとなっていました。
“友達”という言葉

最後に静留が放った”友達”という言葉には大きな意味が込められていました。
仲間割れを経て、辛い経験を共にしてきた3人。
そんな絆を思い返しつつ、これからの旅立ちへの決意が込められた一言だったのです。
これまでの軌跡を振り返るとともに、これからの可能性にも希望を見出す、重要なセリフとなっていました。
第7話:まとめと個人的感想

『終末トレインどこへいく?』第7話は、笑いと感動が見事に融合した傑作の1話でした。
今回はゾンビの弱点がエロスであることが明かされ、中学生によるわいせつ過ぎない官能小説の朗読やスカートの中が見えそうな描写など、エロスを交えつつもギャグに徹底的に注力した演出が楽しかったです。
ゾンビを斥ける武器としてエロスを活用するアイデアは独創的で、大爆笑を誘いながらも、臨機応変に対処する機転の利いた描写が見事でした。

一方で、ゾンビの女王・黒木との交流を通して、人間とは違う存在ながらも人間味のある一面が描かれ、彼女の心の機微が丁寧に綴られていたことが印象的でした。
黒木が最初は脅威的な支配者に見えながらも、撫子たちとの交流を重ねるうちに人間性を垣間見せ、次第に距離を縮めていく様子には、人とゾンビの関係性の複雑さが見事に描かれていました。
そして黒木自身も、撫子たちを通じて自分の居場所であるゾンビの世界への愛着を新たに自覚するに至り、それが最後の別れの場面で静留に伝えられたことで、人間とゾンビの関係に一つの核心が示されたのです。

さらに最後の静留の「友達」という一言には、これまでの仲間との軌跡を振り返りつつ、これからの旅立ちへの決意が込められており、大団円に向けての伏線が張られた重要なセリフとなっていました。
笑いあり、涙あり、思わず熱くなれる名シーンが随所に散りばめられた、見応え十分の素晴らしい1話でした。
ギャグの数々に大爆笑しながらも、人間とゾンビの関係性について深く考えさせられ、最後は仲間への絆を確かめ合うなど、ユーモアと友情が見事に融合した内容となっていて、本作の魅力が存分に発揮された回でした。
次回以降の展開が本当に楽しみで、もはや待ち遠しい限りです。

以上、『終末トレインどこへいく?』第7話「笑うゾンビはゾンビじゃない」の感想でした。
次回の第8話も楽しみにしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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