アニメ『響け!ユーフォニアム3』の第7話「なついろフェルマータ」が放送されました。
この記事では、第7話の内容と見どころを紹介します。
後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
京都アニメーション制作の人気作品『響け!ユーフォニアム3』の第7話「なついろフェルマータ」は、高校3年生の夏休みを描いた印象深い回となりました。
主人公の黄前久美子をはじめとする吹奏楽部員たちが、進路選択という人生の重要な岐路に直面する中で、キャラクター同士の対立や心理描写が見事に描かれました。
彼女たちの姿に思わず胸を打たれ、視聴者の心に強く残る回となったのではないでしょうか。
第7話:あらすじ

今年の府大会を無事に突破し、一息つける貴重なお盆休みを迎えた北宇治高校吹奏楽部の部員たち。
このまたとない機会を充実させるべく、受験勉強もこなしつつ、主人公の黄前久美子は休み初日に同級生の葉月や奏と共に近くの大学の説明会へと参加します。

しかし、大学のブースを見て回るも、将来やりたいことを明確にすることができずにいました。
一方で仲間の葉月は、進路をすんなりと決めてしまい、久美子とはまったく対照的な様子を見せていました。
将来を見つめずにいる私
自分の将来像が定まらない久美子は、焦りを覚えざるを得ませんでした。
高校3年生にとって避けて通れない進路選択の課題に、前に踏み出せずにいるのが現状でした。
周りでは葉月をはじめ、先輩たちが次々と進路を決めていく中、自分だけが取り残されているような気持ちになっていたことは否めません。
進路選択は人生の重要な岐路であり、それゆえにこそ、なかなか一歩を踏み出せずにいたのかもしれません。
孤独な存在になりたくない
そんな久美子とはまったく対照的に、同級生の黒江真由は“誰か特別な存在”になることを望んでいませんでした。
だれとでも仲良くなれるのが自分の性格で、むしろそれが嫌いだと話します。

そのため、どこか孤独を抱えているように見受けられました。
久美子は真由に心を開いてほしいと切に願っていますが、その難しさを実感させられる真由の言動に、複雑な思いを抱かざるを得ませんでした。
水着回とユーフォニアムのソロ
この話でも、夏休み中の水着回でのイベントが大きく描かれました。
ビーチでの楽しそうな光景が広がる一方で、久美子と真由の対立も表れていました。
また、真由がユーフォニアムのソロを奪還するのではないかという危惧も生まれる場面もありました。
一方で、麗奈と久美子のお互いを意識し合うかのようなカップル的な描写にも注目が集まりました。
心の壁を超えて

そして最後には、吹奏楽部の仲間たちで集合写真を撮ることになりますが、真由は「現像に失敗した」と嘘をつきます。
自分の居場所を見失いつつある彼女の姿に、久美子は同族嫌悪を感じつつも、心の壁を越えて理解しようと努力します。

しかし、二人の間にはまだ深い溝があり、互いの気持ちを理解することは難しいことがうかがえます。
真由は自分の過去から逃げたいがための行動なのか、それとも単に他人から見られたくないだけなのか、その理由は明かされませんでした。
第7話:まとめと個人的感想
『響け!ユーフォニアム3』第7話「なついろフェルマータ」は、キャラクター同士の確執と葛藤が見事に描かれた印象深い1話でした。
夏休みを前に進路選択の重要な岐路に立たされた主人公たちの姿に、思わず胸を打たれます。
水着回での一見楽しげな光景に反して、久美子と真由の対立が改めて浮き彫りになりました。
真由がユーフォニアムのソロを奪還しようとするのではないかと視聴者は危惧させられます。
一方で、麗奈と久美子のカップル的な描写にも注目が集まり、作品の新たな一面を見せてくれました。
そして最大の見どころは、集合写真を撮る場面でしょう。
真由が「現像失敗した」と嘘をつく理由は明かされませんでしたが、自身の過去から逃れたい、あるいは単に他人の目を気にしているのかもしれません。
孤独を抱えながらも誰にも心を開かない真由に、久美子は同族嫌悪を感じつつも理解しようと努めます。
しかし二人の溝は深く、互いの心の壁を超えるのは容易ではありません。
主人公たちが夢と現実のジレンマに直面する中、お互いを思いやり合える存在になれるのか。
そのストーリーの行方に高い期待が持てる回となりました。
水着回の良し悪しを別にしても、キャラクター性の掘り下げと確かな作画の力で、視聴者を強く印象づける高質な内容でした。
次回以降の展開が非常に気になります。
以上、『響け!ユーフォニアム3』第7話「なついろフェルマータ」の感想でした。
次回の第8話も楽しみにしています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
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