【最終回】最高のアニメに酔いしれる!ヒンメルの言葉に込めた思い『葬送のフリーレン』第28話感想【2024冬アニメ/最新話/感想考察】

2024年冬アニメ
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アニメ『葬送のフリーレン』第28話(最終話)「また会ったときに恥ずかしいからね」が放送されました。

この記事では、第28話の内容と見どころを紹介します。

後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね

長き歳月を経て、フリーレンと仲間たちの物語に終止符が打たれました。

一級魔法使い試験の合格者が無事に決まり、フリーレンたちオイサースト魔法都市からの旅立ちの時が訪れたのです。

涙なくしては語れない別れの日々を経て、彼らはついに新たな冒険への第一歩を踏み出そうとしています。

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第28話:あらすじ

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

一級魔法使い試験の最終関門にて、フェルンはかの有名無実の大魔法使いゼーリエから合格を宣言されました。

続く一連の合否判定の行方は、緊迫の空気に包まれていました。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

デンケン、ヴィアベル、ユーベル、次々と判定が下されていく中で、試験を終えた受験者たちの間には、受験前までの雰囲気とはまた違った不思議な空気が流れていました。

そしてついに、フリーレンたちオイサースト一行は、この魔法都市を旅立つ時が訪れたのです。

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涙なき別れの意味

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

長い物語の幕開けは、フリーレンとかつての師匠ヒンメルの”涙の別れ”でした。

ですがその別れから何年月が経過し、この最終回で「”涙の別れ”なんて僕たちには似合わない」というヒンメルの言葉で締めくくられたのは、見事な表現でした。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

第1話の冒頭でフリーレン自身がヒンメルに向けていた言葉を、師匠の口から返されたような構成は、まさに円環の終焉を象徴していました。

一級魔法使い試験の終焉を見届けたフリーレンたち一行に待っていたのは、人生における出会いと別れ、一瞬の邂逅の意味を噛みしめる旅立ちでした。

この旅の終わりこそが、また次なる冒険の始まりなのです。

それぞれの旅路

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

特にフリーレンとヴィアベルの会話は印象深いものでした。

かつて大魔族討伐を望んでいた旅人ヴィアベルが、歴史に名を残さぬ村人を救うことの大切さに気づいたことがそうです。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

人々の小さな幸せのために命を賭けるヒンメルの姿勢に感銘を受け、「大小人々を助けることこそが大切だ」と悟ったのです。

そんなヴィアベルの姿に憧れを抱いたゆえに、かつて夢見た冒険譚すら「くだらない」と評するに至りました。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

その一方でフリーレンは、「世界はちゃんと変わっている」とヴィアベルに伝えています。

互いの価値観の違いを確認し合う中で、それぞれの生き方を尊重しあえたからこそ、この別れを意義深いものに変えることができたのでしょう。

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師弟の絆

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

ゼーリエは面接の場で、弟子を取ったことを後悔したことは一度もないと語りました。

名声のない者の名前さえも覚えているほど、ゼーリエは弟子思いの魔法使いでした。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

しかし逆に、自身が育てた生徒たちに対して素直な気持ちを伝えることができない、いわば不器用な一面も持ち合わせていました。

そんな師に対し、フェルンは率直に感謝の気持ちを伝え、弟子の在り方を体現していました。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

一方のフリーレンは、魔法都市を千年間出入り禁止となるという制裁を受けましたが、これもひょっとしたら師ゼーリエからの試練の種なのかもしれません。

師は弟子をしっかりと見守り、弟子は師を敬い、ありったけの姿勢を見せる。

このように師弟の絆を確かなものにしていたのがこの二人でした。

次なる旅立ち

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

物語は終わりましたが、フリーレンたちの冒険はこれからも続いていくことでしょう。

魔法都市から追放を受けた彼らは、またもや新天地への船出を余儀なくされることになります。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

これまで道友を務めてきた3人との別れは名残惜しい限りですが、いつかは必ずまた再会できると信じて疑いません。

過去に彼らが歩んだ道のりを思えば、それはいずれ壮大な冒険となって表れるはずです。

実際に物語が再開された際の彼らの活躍が、ますます待ち遠しくなります。

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第28話:まとめと個人的感想

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

別れとは、時に新たな出会いへの下準備なのかもしれません。

私たち人間にとって人生は旅路の連続であり、フリーレンたちにとっても同様に、他者との出会いと別れが唯一の有限な時間なのかもしれません。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

しかし幾星霜を経ようとも、想いは次の人へとつながり、記憶は後に続く者たちの心の羅針盤ともなります。

フリーレンが愛する仲間たちを、ゼーリエが愚かでも可愛らしい弟子たちを、決して忘れてしまうようなことはないはずです。

最終回は、そうした豊かな含蓄を孕む人生そのものの本質を、見事に表現していたといえるでしょう。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

この物語の行く末を見守ってきた者として、筆者にはただただ感慨深いものがありました。

一つの冒険が終わり、またその先に新たな旅路が待っている。

目に見えない未来に向かって歩を進める登場キャラクターたちの背中を見送りつつ、次なる物語の幕開けが今から待ち遠しくてなりません。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

フリーレンたちの世界観に浸ることのできた至福の1クールでした。

この作品が多くの人に愛される名作となれたことは、疑いの余地がありません。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

優れたストーリーと緻密な設定、丁寧に描かれた登場人物たち。そしてそれらの要素を存分に活かし切った手綱さばきの良さ。

制作サイドにも心から感謝の意を表したいと思います。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

まだまだこの物語の可能性は閉ざされていません。

次回作への期待と共に、これらの素晴らしさが引き継がれ、更に磨きがかかることを願ってやみません。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

本作の名シーンの数々は永く記憶に残り続けるでしょう。

すべてを糾合すれば、唯一無二の一級を誇る傑作アニメと評価できるはずです。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

以上、『葬送のフリーレン』第28話の感想でした。

第2期も期待しつつこれからの展開を楽しみにしています。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

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