新作アニメ「ゆびさきと恋々」が放送開始されました。
放送前から注目されていなかったこの作品が、見逃し厳禁の驚きのアニメでした。
原作は少女漫画で、聴覚障害のある女子大生と、彼女に惹かれていく先輩の恋愛物語です。
放送前はあまり話題になっていなかったのですが、第一話を見たら一気にファンになってしまいました!
今回はそんな「ゆびさきと恋々」の第一話について感想と見どころをご紹介します。
「ゆびさきと恋々」の内容 ・あらすじ
主人公の糸瀬雪は生まれつき耳が聞こえない子です。
ある日、電車の中で困っていたところを、同じ大学の先輩である波岐逸臣に助けてもらったことがきっかけで、少しずつ心が引かれていきます。
この作品は王道の少女漫画の文脈にある作品ですが、聴覚障害というエッセンスを盛り込むことで、王道でありながらも王道ではない、味わい深い作品になっています。
「ゆびさきと恋々」の魅力と第一話の感想
新作アニメということで、とりあえず見てみたら、すっっごい面白かったです。
完成度が高く、今期放送され始めたアニメの中で最上位クラスの完成度だったと思います。
この作品は原作が漫画で、少女漫画なので、ターゲット層は女性です。
しかし、この作品は男性ユーザーにもおすすめです。1話を見てみて、その面白さに驚きました。
見た目が美しい!
まず、このアニメの見た目がとにかく美しいです!作画はスムーズで、色彩は鮮やかで、背景は細かく描かれています。
特に、主人公の糸瀬雪の視点から見た世界は、音がなくても感情が伝わってきます。
雪は生まれつき耳が聞こえないので、周りの音には気づきません。
しかし、彼女の目はとても表情豊かで、感じていることや考えていることがわかります。
また、雪の指先にも注目してください。
彼女は手話や筆談でコミュニケーションをとりますが、その指先の動きがとても繊細で、彼女の心の動きを表しています。
雪のゆびさきと恋々というタイトルにもぴったりですね。
中身が深い!
見た目だけでなく、このアニメの中身も深いです!物語は、雪が電車の中で困っていたところを、同じ大学の先輩である波岐逸臣に助けてもらったことから始まります。
逸臣は雪に興味を持ち、彼女の世界に近づこうとします。
しかし、雪は自分の世界と周りの世界の違いに苦しみ、逸臣に心を開くことができません。
二人の距離は近づいたり離れたりを繰り返しますが、少しずつ理解し合っていきます。
このアニメは、聴覚障害という特殊な状況を描いていますが、それは恋愛の障害ではありません。
むしろ、恋愛のきっかけや深化になっています。
雪と逸臣の恋は、誰もが共感できる普遍的なものです。
そして、彼らの恋は、私たちにも大切なことを教えてくれます。
それは、自分の世界と相手の世界の違いを受け入れること、そして、その違いを乗り越えて一緒に歩んでいくことです。
作品のテーマ性と演出
この作品のテーマ性に寄り添った演出が素晴らしいです。
1話全体を通して、作品が伝えたいところを視聴者にダイレクトに伝える工夫がされています。
また、画面の構成と演出が綺麗で、重要な場面ではカメラが引くことで、世界と人物が強調されます。
作品のこだわり
この作品では、音へのこだわりが感じられます。SEの入れ方やBGMの入るタイミングなど、音に関する演出が細かく行われています。
また、主人公が手話を使うシーンもあり、その描写には神経を尖らせて作画されています。
キャラクターの所作や動きも印象深く、作品のこだわりが感じられます。
まとめ
「ゆびさきと恋々」は、予想外のところから驚きのアニメでした。
放送前から注目されていなかったこの作品が、見逃し厳禁の驚きのアニメでした。
その完成度の高さと、作品のテーマ性に寄り添った演出、そして物語の内容と作品のこだわり、すべてが見事に組み合わさって、素晴らしい作品になっています。
第一話からハマってしまった私は、毎週楽しみにしています。
皆さんもぜひ、この「ゆびさきと恋々」を見てみてください。きっと、新たな驚きと感動を味わえることでしょう。
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