『LAZARUS ラザロ』第9話感想 謎の代理人HQ(CV:内山昂輝)とは?ラザロの本当の目的を巡る政治サスペンス【2025春アニメ/最新話/感想考察】

2025年春アニメ
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アニメ『LAZARUS ラザロ』の第9話「DEATH ON TWO LEGS」が放送されました。

この記事では、第9話の内容と見どころを紹介します。

後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね

この記事で分かること
  • LAZARUS ラザロ』の第9話の魅力と特徴
  • 第9話のあらすじ(内容)と見どころ

人類滅亡まで残り僅かという緊迫した状況の中、『LAZARUS ラザロ』第9話「DEATH ON TWO LEGS」では、ラザロ組織の存続を巡る査問委員会と、謎の殺し屋・双竜の登場という2つの大きな展開が描かれました。

©2024 The Cartoon Network, Inc. All Rights Reserved

これまでスキナー捜索が進展しないことに疑問を抱いていた視聴者の声に応えるかのような展開で、物語の根幹に関わる重要な回となりました。

アニメファンとして長年様々な作品を見続けてきた私が、この回で感じた緊張感と物語の転換点について詳しくお伝えします。

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第9話:あらすじ~全体的な構成

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査問委員会での攻防

ラザロの設立者であり、NSA長官でもあるアベルが、ラザロの存続を問題視する査問委員会に出席します。

委員たちは「スキナー捜索と無関係な活動ばかりしている」とラザロを追及しますが、会議中にスキナーの新たな動画が公開され、状況は一変します。

新たな敵対勢力の登場

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陸軍情報部のシュナイダーは、会議を通じてラザロの本当の目的に気づき、幻の殺し屋と呼ばれる人物に接触します。

その代理人・HQが要求する報酬は常識外れで、実力を証明するため特殊部隊との戦闘が行われます。

そこに現れた殺し屋・双竜は、まさに人間的感情を持たない怪物的存在でした。

視聴者の疑問に応える脚本の巧妙さ

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「今やってる場合か?」という視聴者の声

この回で最も印象的だったのは、査問委員会での「スキナー捜索と関係のない活動ばかりしている」という指摘です。

これは間違いなく視聴者が抱いていた疑問そのものでした。

人類滅亡まで残り僅かという状況で、なぜラザロは直接的な捜索活動以外のことに時間を費やしているのか。

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この疑問を作中のキャラクターに代弁させることで、視聴者と作品の距離を縮める巧妙な演出だと感じました。

私自身、これまでの回でスキナー捜索の進展の遅さに歯がゆさを感じていたので、この展開には「ついに核心に迫るのか」という期待を抱きました。

HQ(CV:内山昂輝)の登場が物語に与えるインパクト

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内山昂輝の演技が醸し出す不気味さ

今回新たに登場した代理人HQ(CV:内山昂輝)は、常識外れの報酬を要求する謎めいたキャラクターとして強烈な印象を残しました。

内山昂輝さんの声質が持つ独特の不安定感が、HQというキャラクターの得体の知れなさを見事に表現していました。

これまで『呪術廻戦』の狗巻棘や『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔など、何を考えているか分からない複雑なキャラクターを数多く演じてきた内山さんだからこそ、HQの底知れない雰囲気を自然に演出できているのだと感じます。

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彼の登場により、物語に新たな緊張感が生まれ、アクセル暗殺という具体的な脅威が現実味を帯びてきました。

内山さんの演技を聞いただけで「このキャラクターは只者ではない」と直感的に理解できるのは、長年アニメを見続けてきた人ならではの感覚かもしれません。

双竜のアクションシーンが示す作品の質の高さ

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圧倒的な戦闘描写

特殊部隊との戦闘シーンでの双竜の動きは文字通り人間離れしており、完全武装の相手を一方的に制圧する様子は見事でした。

アクション作品として『LAZARUS』が持つ高い作画クオリティと演出力を改めて実感させられる場面でした。

ただの殺し屋ではなく、まさに「怪物」と呼ぶにふさわしい存在として描かれており、今後アクセルとの対決がどのような展開になるのか非常に楽しみです。

緊張感の演出

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装甲車内での部隊の会話については、個人的には少し緊張感を削ぐ要素だったかもしれません。

無言でエンジン音だけが響く演出の方が、その後の全滅シーンのインパクトがより強くなったのではないかと思います。

政治的リアリティと人間の愚かさの描写

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危機的状況下での権力闘争

人類滅亡が目前に迫っているにも関わらず、政治的な権力闘争や組織の存続問題に時間を費やす大人たちの姿は、現実世界の政治情勢と重なって見えました。

スキナーが再度タイムリミットを提示した後、慌てふためく委員たちの様子は滑稽でもあり、同時に人間の本質的な愚かさを表現していると感じました。

このリアリティのある人間描写が、作品に深みを与えていると思います。

アベルの立ち位置

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アベルが呆れるのも当然で、真の危機を理解している者と、目先の利害に囚われている者の温度差が鮮明に描かれていました。

このような状況設定は、渡辺信一郎監督の社会に対する鋭い洞察力を感じさせます。

物語構造への期待と不安

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「本当の目的」という謎

「ラザロの本当の目的」という言葉が今回のキーワードでした。

これまでの迷走とも思える展開が、実は綿密に計算された伏線だったのかもしれません。

公式サイトでもこの言葉が使われていることから、今後の展開で大きなどんでん返しが待っていることが予想されます。

これは期待と同時に、残りの話数で全てを回収できるのかという不安も感じさせます。

13話構成での完結性

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現在9話ということを考えると、残り4話で全ての謎を解決し、物語を完結させる必要があります

アクセルと双竜の対決、スキナーの正体と目的、ラザロの真の目的など、解決すべき要素が多く残っています。

第9話:まとめと個人的感想

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第9話「DEATH ON TWO LEGS」は、視聴者の疑問に応えつつ、物語を新たなフェーズへと導く重要な転換点でした。

査問委員会での展開は、これまでの展開に対する視聴者の疑問を作中で言語化することで、作品と視聴者の距離を縮める巧妙な演出でした。

また、双竜という新たな脅威の登場により、物語の緊張感は確実に高まりました。

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個人的には、渡辺信一郎監督の「メロディとリズム」に身を任せて楽しむのが一番だと感じています。

細かい設定に溺れることなく、重厚な世界観を分かりやすく描いているのがこの作品の魅力です。

残り4話でどのような結末を迎えるのか、最後まで監督の手腕を信じて見守りたいと思います。

特にアクセルの正体と、彼が狙われる真の理由が明かされる瞬間を心待ちにしています。

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以上、LAZARUS ラザロ』第9話「DEATH ON TWO LEGS」の感想でした。

次回の第10話も楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

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