『ロックは淑女の嗜みでして』第7話感想 ティナの成長と白矢環の氷の演奏が交わる対バン前夜、音羽が求めるバンドの形とは【2025春アニメ/最新話/感想考察】

2025年春アニメ
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アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』の第7話「僕は、自分を変えたい…!/これぐらいこなせよ、下手くそ」が放送されました。

この記事では、第7話の内容と見どころを紹介します。

後半では個人的な感想についても述べているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね

この記事で分かること
  • ロックは淑女の嗜みでして』の第7話の魅力と特徴
  • 第7話のあらすじ(内容)と見どころ

『ロックは淑女の嗜みでして』第7話では、対バンライブに向けて奮闘するりりさたちの姿が描かれました。

環との技術差に悩むりりさと、キーボード初心者のティナの成長物語に、私自身もギター初心者だった頃の葛藤を思い出しました

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

技術と感情表現の対比、そして「本当の自分」を見つける旅路が、このアニメの魅力をさらに引き立てています。

今回の対バン企画を通じて、それぞれのキャラクターが向き合う「音楽の本質」について、深掘りしていきたいと思います。

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第7話:あらすじ~予想外の展開から始まる対バン企画

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

音羽のわがままな行動によって、りりさたちは思いがけず対バンライブに参加することになりました。

環から認められるレベルのギターを弾けていないりりさは、そんな中でも初心者のティナのキーボード指導役も任されてしまいます。

まさに二重の苦労を背負った状況で、限られた期間内にバンドとしての完成度を高めなければならないプレッシャーが痛いほど伝わってきます。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

対バンメンバーは、りりさ、音羽、環、ティナの4人。

しかし、そのバランスは見事なまでに不均衡です。

技術的に洗練された環と、感情をぶつけるりりさ。

そして、ほぼ素人のティナ。

この凸凹なメンバー構成が、今回のエピソードに絶妙な緊張感をもたらしていました。

技術と感情の狭間で揺れるりりさの葛藤

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

今回特に印象的だったのは、りりさと環の対比です。

環は「氷の演出」に象徴されるように、冷たく正確に音を刻むギタリスト。

一方のりりさは、感情を全てぶちまけて奏でるタイプ。

この対照的なプレイスタイルが、まさに「ロックとは何か」という本作のテーマを鮮明に浮かび上がらせています

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

私が10代の頃にバンド活動をしていた経験から言えば、テクニックと感情表現のバランスは常に難しい問題でした。

環のような技術力は憧れの的でしたが、同時に「魂を込めた演奏」の大切さも痛感していました。

りりさが環の前で感じる焦りや劣等感は、多くの音楽愛好家が通る道なのではないでしょうか。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

りりさの葛藤は、単なる「上手い・下手」の問題ではなく、「自分の音楽をどう表現するか」という本質的な問いに繋がっています。

音羽がりりさの演奏に惹かれるのも、その「熱さ」があるからこそでしょう。

これは私自身のバンド経験でも、テクニカルな演奏より「心に届く演奏」の方が聴衆に響くことが多かったと実感しています。

ティナの成長と自己変革への願い

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

もう一つの重要な軸となっているのが、ティナの存在です。

彼女はキーボード初心者ながらも、懸命に練習に取り組んでいます。

しかし、短期間で環に認められるレベルに達することは容易ではありません。

その結果、環からは「追い出せ」とまで言われてしまいます。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

このティナの姿に、りりさは過去の自分を重ねているようにも見えました。

「自分を変えたい」というティナの言葉には、音楽を通じた自己成長という、このアニメの核心的なテーマが込められています

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

私自身も楽器を始めた頃は、周囲についていけず挫折しそうになった経験があります。

だからこそ、ティナの葛藤や努力が痛いほど理解できます。

技術的な上達だけでなく、「本当の自分」を見つける旅としての音楽表現—これこそが、本作が伝えたいメッセージなのではないでしょうか。

バンドという「場」で交わる個性

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

第7話では、バンドという「場」での個性の衝突も鮮明に描かれています。

環の「冷酷女王様」としての厳しさ、りりさの情熱的な姿勢、音羽の独断的な行動、そしてティナの懸命な努力。

これらが混ざり合い、時に衝突しながらも化学反応を起こしていく様子が見事に表現されています。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

特に注目したいのは、りりさがティナを守るシーンです。

技術的には環に劣るりりさですが、バンドメンバーを思いやる気持ちは誰よりも強い。

これは単なる優しさではなく、「音楽は技術だけじゃない」という彼女の信念の表れでもあるでしょう。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

技術レベルの違いは時に深刻な対立を生みます。

しかし、そうした葛藤を乗り越えたときこそ、バンドとしての絆が深まり、より豊かな表現が生まることもあります。

この4人がどのように「交わり」、成長していくのか、次回以降の展開が非常に気になります。

音羽の真意とは?

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

音羽のキャラクターも興味深い存在です。

彼女は勝手に対バンを決め、メンバー編成もわがままに進めていますが、その行動には何か深い意図があるように感じます。

特にりりさと環という正反対のギタリストを引き合わせたのは、単なる偶然ではないでしょう。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

「りりさの方が気持ちよくなれる理由」について言及したシーンは、音羽自身のロック観を垣間見せる重要な場面でした。

彼女にとってロックとは、テクニックの競演ではなく、「感情をぶつけ合うこと」なのでしょう。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

バンド活動をしていた私の経験からも、音楽の「正解」は一つではないと感じます。

テクニカルな演奏に魅了されることもあれば、粗削りでも心に響く演奏に感動することもあります。

そうした多様な音楽の在り方を、音羽は本能的に理解しているのかもしれません。

第7話:まとめと個人的感想

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

第7話は、バンドとしての対バンライブに向けた準備と、メンバー間の価値観の衝突が鮮明に描かれた回でした。

環とりりさという正反対のギタリスト、そして懸命に成長しようとするティナ。

彼女たちが音楽を通じてどう「交わり」、変化していくのか、今後の展開に期待が高まります。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

私自身の音楽経験と照らし合わせても、このアニメが描く「技術と感情の狭間」や「本当の自分との向き合い方」というテーマには、強く共感します。

次回の対バンライブでどんな化学反応が起こるのか、りりさたちの演奏がどう環の心を動かすのか、非常に楽しみです。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

特に気になるのは、ティナの今後です。

彼女の「自分を変えたい」という想いが、どのような形で実を結ぶのか。

そして環の「冷たさ」の裏に隠された本当の思いも、きっと明らかになるはずです。

この凸凹な4人が、一つの音楽として調和する瞬間を心待ちにしています。

©︎福田宏・白泉社/「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会

以上、ロックは淑女の嗜みでして』第7話「僕は、自分を変えたい…!/これぐらいこなせよ、下手くそ」の感想でした。

次回の第8話も楽しみにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは次回の記事でお会いしましょう。

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